PARANOID , NO.21
まとめて日記
*
立ち止まる
振り返る
*

映画館は一人に限るね
雨の土曜
仕事が終わって映画を観に行く。人混みをかき分けて着いた映画館は田舎のさびれたホテルのように静まりかえっていた。観客とスタッフが同じ位の数だ。
いくら雨だからといってもここは渋谷だよねと自問自答。
でも本当の気持ちはこういう流行らないロードショーが好きだ。
分かりにくい喩えかもしれないけれど、海外で一人いる気分に近い。これから何が起きるのか、どんな見たこともない事に出会えるのか。
少しの緊張と期待を携えて平静を装いながら見知らぬ土地を歩く時のようだ。
ガスヴァンサントは好きな監督の一人です。豪華で迫力ある映画とは程遠いけれど、光量やノイズ、音楽、せりふひとつひとつが細やかで丁寧だ。
今作も例外でないが、佳作「エレファント」や「ジェリー」に比べて心理描写が突出していて興味深い。35ミリやスーパー8での撮影やいろいろの音源が一層内省的で強い印象を落としているのだろうね。
さて、比較的評価の良い「PARANOID PARK」だけれど、今日の観客の入りを考えると興行的には多分成功していないと思う。
好き嫌いはともかく、とてもいい映画と思う。
印象の強い映画を観た後は街の風景が一変する。

*
曇り空の日曜
近所のハンバーガー屋さんで読書。パリのカフェのように通りの角にあって気持ちの良い立地。片側の小さな通りに面した窓はオープンになっていてお店の半分はテラスのような作り。駅から少し離れているからか、近所の人ばかりで気軽な格好のお客さんばかりだ。家から部屋着のまま出てきたようなラフさがなおさら心地いい。
若い人もお年寄りも、僕のように一人もカップルもそして犬までも入れ代わり立ち代わり。
そんなに儲かりそうもないけれど、やっぱりこういうお店を持ちたいなぁ。
東京にいると儲からない事は意味がないように言われるから、ついつい小さな夢はかき消されるけれど忘れたくないなと思う。
*

ざっくりしたシーチングでロングシャツ作りました
これは後ろ姿ね
*
立ち止まる
振り返る
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映画館は一人に限るね
雨の土曜
仕事が終わって映画を観に行く。人混みをかき分けて着いた映画館は田舎のさびれたホテルのように静まりかえっていた。観客とスタッフが同じ位の数だ。
いくら雨だからといってもここは渋谷だよねと自問自答。
でも本当の気持ちはこういう流行らないロードショーが好きだ。
分かりにくい喩えかもしれないけれど、海外で一人いる気分に近い。これから何が起きるのか、どんな見たこともない事に出会えるのか。
少しの緊張と期待を携えて平静を装いながら見知らぬ土地を歩く時のようだ。
ガスヴァンサントは好きな監督の一人です。豪華で迫力ある映画とは程遠いけれど、光量やノイズ、音楽、せりふひとつひとつが細やかで丁寧だ。
今作も例外でないが、佳作「エレファント」や「ジェリー」に比べて心理描写が突出していて興味深い。35ミリやスーパー8での撮影やいろいろの音源が一層内省的で強い印象を落としているのだろうね。
さて、比較的評価の良い「PARANOID PARK」だけれど、今日の観客の入りを考えると興行的には多分成功していないと思う。
好き嫌いはともかく、とてもいい映画と思う。
印象の強い映画を観た後は街の風景が一変する。

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曇り空の日曜
近所のハンバーガー屋さんで読書。パリのカフェのように通りの角にあって気持ちの良い立地。片側の小さな通りに面した窓はオープンになっていてお店の半分はテラスのような作り。駅から少し離れているからか、近所の人ばかりで気軽な格好のお客さんばかりだ。家から部屋着のまま出てきたようなラフさがなおさら心地いい。
若い人もお年寄りも、僕のように一人もカップルもそして犬までも入れ代わり立ち代わり。
そんなに儲かりそうもないけれど、やっぱりこういうお店を持ちたいなぁ。
東京にいると儲からない事は意味がないように言われるから、ついつい小さな夢はかき消されるけれど忘れたくないなと思う。
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ざっくりしたシーチングでロングシャツ作りました
これは後ろ姿ね
返信遅くなりました。
お元気そうで何よりです。
気付けばすっかり梅雨。
雨の日の珈琲はまた格別ですね。
また是非近いうちに。